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2018-10-22

鍼灸師になるまでの道のり 10

出産当日、入院の支度をして病院にいきました。

助産師さんに
「出産までにどのくらい時間がかかりますか?」
と尋ねると、

「今日中に産まれればいいってくらいかしらね」

その時は朝の8時。
今日中って、あと16時間もあるけど
そんなにかかるのかと不安になりました。

「陣痛促進剤」の点滴が始まりました。

すぐに陣痛が始まって、助産師さんが、
「あら、この人薬の効きがいいわ」
と驚いたように言いました。

私は妊娠前の数年間、
あらゆる手段を使って体を整えてきたのですから
当たり前だと思いました。

ところが、お産が進むに従って、
赤ちゃんの心音が止まってしまうのです。

どうやらへその緒が首にからんでいて
産道をおりてくると、首がしめつけられて
心臓の動きが止まるらしいのです。

帝王切開をするかもしれないと告げられ
点滴が増やされました。

帝王切開の手術の同意書にサインするために、
仕事中の夫が呼ばれました。

月末の一番忙しい日だったので、
私の顔をチラリを見て、
夫は仕事に戻っていきました。

それでもお産は順調にすすみ、
12時に昼食が届いたときには
もう何も食べられないような痛みとなりました。

分娩台にあがったら、
お産も終わりに近くなってきます。

「はい、いきんで~」という時に
「全然いきんでないじゃない!」
と若い助産師さんに怒られました。

その言い方にムカついたので、
「ちゃんといきんでます!」と言ったら、
「あら、この人しゃべる余裕あるわ」
と言われました。

陣痛と陣痛の間に、無痛の時間があったので、
そこで一息つけるのです。

「これなら生理痛より楽だ」
と思ったのを覚えています。

そのくらい
私の生理痛はひどかったのです。

結局、普通分娩で
赤ちゃんを産むことができました。

産まれたのは午後3時3分。

お産の進み方が早かったので、
帝王切開しなくてすんだのだと、
あとで聞きました。

 

娘は途中で心音が止まったりしたので
命がけで生まれてきたと思いますが

スムーズなお産だったと
助産師さんに褒められて誇らしく
今までの苦労が報われた思いでした。

 

 

陣痛そのものよりも、
お産のあとが痛かったです。

後産(あとざん)というのですが、
子宮が急速に収縮する痛みだそうです。
これも、子宮の収縮が良いためにおきることだそうです。

こうして女の子が産まれました。

初めて顔を見たとき、
何て言っていいのかわからなくて、
「こんにちは~」と言いました。

こんな風にして、私はママになりました。
1999年8月のことです。

 

 

鍼灸師になるまでの道のり11 につづく

このブログは2009年6月に書いたものに加筆訂正しています。


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