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2020-09-20

私とルート治療(2)

私の母校である、東洋鍼灸専門学校で
教えていただいた先生のひとりに、
「昭和の名鍼灸師」と呼ばれた
伊藤瑞鳳先生がいらっしゃいました。

 

入学してすぐの1年生の時、
勉強のため、伊藤先生の鍼灸院で
施術を受けました。

 

施術後に、先生はこうおっしゃいました。

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きみはね、本当の自分が
ちっちゃいちっちゃい貝殻みたいな中に
いるんだよ。

長く鍼灸をしていると
そういう事もわかるようになるんだよ。

みんなから怪しいと言われるから
あまり言わないんだけどね(笑)

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そして、ひとしきり雑談したあとに、
こんな事もおっしゃいました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー
きみは、いい鍼師になるよ。
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「いい鍼師」と言葉にする時、
噛み締めるように優しく深い
余韻のある言い方だったのと、

 

「鍼灸師」ではなく「鍼師」と言われて
とまどったのを今でも覚えています。

 

当時の同級生に話したところ
「来た学生、みんなに言ってるんじゃないの?」
と、一笑されましたけど。

 

あれから20年たった今、思うのです。

 

私が入っていた貝殻って
ルート鍼でいう、
「コリ」だったのではないかしら。

 

ルート鍼で使う大量の鍼は
どぎつく見えるかもしれませんね。

それでも、それでないと緩まないくらい
コリが貝殻のようにたまっている人がいる。

もちろん私もその1人。

 

白川先生から受ける
1回1回のルート鍼で確実に
体と心が変わるのを感じています。

 

そして、同じような人が
患者さんで来たときには
わかるんですよね。

 

だから「大丈夫だよ」って
言ってあげられるし、
自信をもって、楽にしてあげられる。

 

私自身が鍼で癒されながら
鍼で人を癒すことをしています。

 

体に鍼をするようでいて、
「本当の自分に出会う」
旅のようだとも思っています。

 

 

 

白川先生に施術していただいている私

 

 

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